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Film „Prague Spring: Nezlomný rádiový zpravodaj” zkoumá osudy obyčejného muže během krátkého období svobody v roce 1968. S nečekaným postavením v rádiu se ocitá uprostřed invaze armády. Silný příběh o odvaze a lidskosti! 🎥✨ #Praga #historie
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軍事侵攻下でなぜラジオ放送は続けられたのか 「プラハの春」のもうひとつの闘いを描く - 映画な生活 - 芸能コラム : 日刊スポーツ
「プラハの春」は1968年のチェコスロバキアで、ドプチェク第1書記のもとで行われた短期間の自由化、民主化のことを指す。ソ連とワルシャワ条約機構軍の侵攻によって8カ月余りで終了したが、アメリカのベトナム反戦運動やフランスの五月革命と並んで、時代を象徴する出来事だった。
「プラハの春 不屈のラジオ報道」(12月12日公開)は自由化のとりでとなったチェコスロバキア国営ラジオ局を舞台にしている。当時のプラハ市民にとってはスター的存在だった同局の元海外特派員たちではなく、架空の技術職員を主人公にすえているのがミソで、ワルシャワ機構軍が侵攻してラジオ局を占拠した後もなぜ放送は続いたのか、その裏側をスリリングに描いている。
理想を掲げる人ではなく、家族思いの平凡な市民の揺れる思いが、軍事侵攻の理不尽さをより印象づける。監督デビューから10年目、脚本・監督を兼ねたイジー・マードルはまだ39歳だが、社会派作品にエンタメ性を加味し、したたかな手腕を感じさせる。
早く両親を亡くしたトマーシュは中央通信局で働きながら大学生の弟を養っている。弟はひそかに学生運動に参加しており、当局の抜き打ち訪問に薄氷を踏むような毎日だ。ひょんなことからラジオ局の技術職への転職話が持ち上がり、上司の通信局長はこの話を進めようとする。弟の反政府的行動を把握している局長は、それに目をつぶる代わりにトマーシュを保安局のスパイとしてラジオ局に送り込む腹づもりだった。
弟を守りたい一心でラジオ局勤務を引き受けたトマーシュだが、報道部責任者のヴァイナー以下スタッフの自由な空気に魅入られる。通信局長への「協力」は最小限に止め、むしろ検閲をかい潜りながら「プラハの春」をリードするラジオ局の一員として胸の高鳴りを覚えていく。
市民の高揚と、それを受けたチェコ政府内の力関係の変化など、じわじわと広がる「春」の空気感が、当時のニュース映像を交えながら巧みに描かれる。
そして軍事侵攻。「二重スパイ」と化してこの情報をいち早く入手したトマーシュが、ラジオ放送を続けるためにその技術力を発揮して.